消防・防災設備は、建物の用途や規模によって消防法でその設置が義務付けられていますが、目的に応じて様々な種類があります。
設置にあたっては、最初に計画するときに単に消防法をクリアするためだけの設備ではなく、建物の用途や規模に合った設備、非常時に操作される方がスムーズに操作でき、かつ有効に作動する設備を選定することが、長くお使いいただく設備には非常に重要であると考えています。
私たちは、多くのお客様とともに築きあげた実績をもとに、最適な設備を提案し施工いたします。
設置の目的や使用条件について詳しくお打ち合わせをします。
設備を選定し、基本設計を決定します。そしてお見積りと工事スケジュール作成いたします。
ご納得いただいた後にご発注いただきます。
設置設備の協議を行い、管轄消防署へ届出する書類の打合せをします。
設備詳細の設計を行い施工手順を打合せし、届出書類を作成します。
工事施工に入ります。試験調整を行い問題なく作動することを確認します。
消防検査を行う日程を調整し、検査に立会います。
取扱の説明をし、書類を提出します。
屋内に設置され、人が操作することで火災を消火する設備。放水圧力、放水量及び操作性によって種類分けされており、設置する防火対象物及び水平距離が定められています。
建物の周囲に設置され、建物の1、2階で発生した火災の消火及び延焼を防止するためのものです。屋内消火栓設備と同様、人が操作して使用します。
泡消火設備は、消防法等の技術基準に基づいて設置され、駐車場、自動車整備工場、航空機格納庫、準危険物、特殊可燃物の貯蔵、取扱所などの防護に用いられています。
粉末消火薬剤は火焔に放射すると、熱分解し発生した二酸化炭素の窒息効果と熱分解による冷却効果、燃焼の連鎖反応を阻止する負触媒効果等の複合作用により消火します。
煙や熱によって火災を早期に感知し、ヘッドから放水し消火する設備です。
自力で避難することが困難な方が利用する、グループホームや特別養護老人ホームなどの特定小規模施設では設置基準が強化されています。
【ハロゲン化物消火設備】燃焼の連鎖反応を抑制することで消火するもので、消火剤にもいくつか種類があります。
【二酸化炭素消火設備】二酸化炭素を使用し消火するため、消火剤が飛散して二次災害となることを回避します。
【不活性ガス消火設備】精密機械、電気通信機室等など、消火後に早急な復旧が必要な施設に設置され、消火剤による汚損が軽くすみます。
水源からホームをひいて、ポンプによって水を放水することにより消火する設備です。
防火安全性能を有する設備で、一定規模以下の屋内消火栓設備を設置しなければならない防火対象物に、屋内消火栓設備のかわりとして設置できます。
細かい粒子の水を散水し、散水した水が蒸発することで熱を奪う冷却効果と、燃焼面を蒸気で覆い酸素を遮断する窒息効果によって消火します。
火を使用する厨房で、可燃性のガスが発生することを防ぐ防炎効果や、可燃性のガスと酸素が結合することを防止する制炎効果があります。
煙や熱を感知し警報ベルなどで火災を早期に知らせる設備です。
電話回線を使用して消防機関に通報し、あらかじめ録音した通報施設の住所や名前が伝えられるため、パニックを起こしていても通報できます。
自動火災報知設備に連動、または人が操作することで、建物内のスピーカを通じて災害の発生等を人々に知らせるものです。
自動火災報知設備に連動、または人が操作することで、建物内のスピーカを通じて災害の発生を知らせたり避難誘導を行えます。
可燃ガスが漏れた際に検知し、警報を発して人々に知らせる設備です。
漏電を検知し、警報を発して人々に知らせる設備です。
火災が発生した際に防火扉、シャッターなどを連動させ、煙の拡散を防ぎ、煙による被害を防ぎます。
らせん状の通路を降下することで高層階から避難する器具です。
安定した状態とスピードで、手を使わず降下することができます。軽量・コンパクトなケースで旅行などの携帯にも便利、装着も簡単です。
避難際に金属板のカバーを持ち上げ、はしごをおろし使用する避難器具です。
操作が必要なく、短時間で大勢の脱出が可能であり、身体の不自由な方も利用しやすい避難器具です。
災害時に屋外に避難させるための避難口の位置や避難の方向を明示したものです。